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樹脂製ASKA3Dプレート、バージョンアップに成功
~輝度や結像品質が大幅に向上~

当社はエアリアルイメージング事業において、空中結像を可能にするプレート(以下、ASKA3Dプレートといいます)の開発、生産に取り組んでおりましたが、この度、従来に比べ高品質かつ高輝度の空中結像を可能にする樹脂製ASKA3Dプレートの開発に成功し、11月より新バージョンとしてサンプル供給を行います。


1.これまでの経緯について

樹脂製ASKA3Dプレートの量産体制の確立は積年の課題であり、量産を前提とした有力な手法を開発し、その試作を進め、本年6月より一定程度の品質を確保したサンプル品を供給開始いたしました。一方、ガラス製ASKA3Dプレートによる空中結像と比べた上で、輝度や結像品質を向上してほしいという要望が多く、量産試作への移行よりも品質改善への取り組みを優先して進めてまいりました。


2.バージョンアップについて

結像品質や輝度に大きな影響を与える成型工程において、金型の再改良や離型技術の開発を進めるとともに、他工程においても生産方法や使用素材を改善することにより、バージョン1に比べ、輝度や結像の鮮やかさ、飛距離、歪みなどが大幅に向上した樹脂製ASKA3Dプレートの開発に成功しました。
今後はサンプルの供給と並行して、量産試作段階へと進み、品質の安定、歩留まりの向上、生産手法のさらなる改善を進め、量産受注があり次第、量産が可能な体制を構築してまいります。


3.今後の展開

樹脂製ASKA3Dプレートは、ガラスに比べ低コストかつ多量の供給を指向しており、センサーとの組み合わせなどにより製品に組み込んでの活用が見込まれます。触らないタッチパネルとして、11月に深センで開催されるC-touch Shenzhenや12月に幕張メッセで開催されるファインテックジャパンに出展し、タッチパネル市場における可能性を探るとともに、販売促進してまいります。

NT Ver.1 NT Ver.2


樹脂製ASKA3Dプレート NT-Ver.2