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樹脂製ASKA3Dプレート、第1段階の量産化へ移行
~品質の安定と歩留まりの向上を実現

当社はエアリアルイメージング事業において、独自技術により空中結像を可能にするプレート(以下、ASKA3D プレートといいます)の開発、生産に取り組んでおりますが、この度、空中結像を可能にする樹脂製 ASKA3Dプレートの第1段階の量産化への移行を実現しました。


1. これまでの経緯

樹脂製ASKA3Dプレートの量産体制の確立は積年の課題であり、量産を前提とした有力な手法を開発し、その試作を進め、昨年11月にバージョンアップ版の試作に成功し、その後、サンプル供給と並行しながら、量産試作段階へと進み、品質の安定、歩留まりの向上、生産手法のさらなる改善を進めてまいりました。


2.量産化への移行について

量産試作段階では一定量の生産を繰り返しながら、各工程における製法の改善、こまかな生産条件出しなどを進め、このたび、一定水準以上の品質の安定と歩留まりの向上が実現でき、まずは月産3,000枚程度の生産能力を有する第1段階の量産化へ移行することとなりました。なお、現段階でのASKA3Dプレートのサイズは最大200mm角となっております。


3. 今後の展開

第1段階の量産化では月産3,000枚程度の生産能力を見込んでおりますが、一部工程の生産設備を増強することで比較的容易に生産能力を月産1万枚程度に拡大することができる見込みとなっており、今後の受注状況を見極めながら調整していく方針です。また、さらなる結像品質や輝度の向上および低コスト化といったニーズへの対応も合わせて進めてまいります。
営業面におきましては、現状の価格感と生産能力にフィットした案件の受注に努め、少しでも早くプレートの量産品販売を実現してまいりたいと考えております。


4. 今後の見通し

量産化への移行自体は当社業績への直接の影響はありませんが、これにより量産品販売につながる可能性が高まるとともに、当社の中長期的な企業価値の向上に寄与するものと考えております。