お客様インタビュー

未来をかたちにする趣味人
-DIYと科学を愛するドイツ人クリエイター マルクス氏の素顔-

Markus Mierse氏
ASKA3Dのメイン用途
個人の趣味(DIY)におけるSF的表現の実現
インタビューさせていただいた方
Markus Mierse氏

今回は趣向を変え、個人でASKA3Dを使用したプロダクトを製作し、その工程と完成品をYouTubeで紹介したミュンヘン(ドイツ)在住のクリエイター、Markus Mierse氏へのインタビューです。

Markus氏のYouTubeは登録者数約4,000人、ASKA3Dを取り扱った動画は20,000回以上再生され、様々な国のクリエイターやSFファンからコメントが寄せられました。YouTubeを見た海外の方から弊社へお問い合わせを多数いただき、今回のインタビュー企画へと繋がりました。

この度の記事では 8月にリリースした第一弾に続いて、Markus氏のASKA3Dへの思いや期待について深掘りしたいと思います。



YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=uMe7RNvCW6g



2025年9月5日

実際に使ってみて、改善してほしい点や「こうだったらいいな」と思う点があれば教えてください。

今回試したのは最も小さいサイズの「ASKA3D-200NT」でした。そのため、視野角(FOV: Field of View)はやや狭く感じました。大きなプレートなら改善されると思います。また見る角度によってはゴースト像が見える場合もあり、やや気になることもありますが、より高品質な製品で解消できるはずです。それ以外は、とてもよくできたデバイスだと思います。扱いやすいのも魅力ですね。



ASKA3Dを使って新しいプロジェクトを作るとしたら、どのようなアイデアがありますか?

構想段階なので具体的にはあまり言えませんが、本物の3Dディスプレイのような表現を実現してみたいですね。私のYouTubeのファンからのコメントを見ても、同様の期待を持っている方が多いようです。
もう一つは、空中映像に触れると触感フィードバックが得られるような仕組みです。これにより、「バーチャルなもの」をよりリアルに感じられる体験ができると思います。

この技術を使った体験型の展示やイベントのアイデアはありますか?
また、あなたのファン層(DIY / ガジェット / SF好き)はどのように反応すると思いますか?

SF系の展示会 でこの技術を使ったモデルを展示すれば、かなり注目されると思います。特に、どういう仕組みで映像が浮かんでいるのかが一目で分からないように工夫することで、観客の驚きも大きくなるでしょう。ホログラムが突然浮かび上がる演出は、間違いなくウケると思います。

こうした光学技術は、今後コンテンツ制作やDIYの世界でどう活用されていくと思いますか?

例えば、3Dプリンターで使うCADデータを空中に立体表示できるようになれば、設計時の確認がとてもスムーズになるでしょう。回転や拡大を手で行いながら細部を確認できるのは、大きなメリットです。

ASKA3Dをより魅力的な製品へ進化させるために、追加したら面白いと思う機能やデザインはありますか?

構造をもっとコンパクトにできれば、今はできないような新しい用途が広がると思います。現状ではプレートのサイズが表示サイズを制限しており、小型機器への組み込みが難しい点が課題です。

また、前述の視野角の制限やゴースト像の発生も改善ポイントですね。
ただ、視野の狭さは逆に「限定的な視認性」として活かせる場合もあります(たとえば、個人向けの情報入力など)。

あなたのファン向けに「触れて体験できる」製品やコンテンツを提供するとしたら、どのような形式が良いと思いますか?
具体的なイベントやワークショップのアイデアがあれば教えてください。

いつか「Maker Faire※1」などのイベントに出展したいと思っています。多くの人と自分の作品を共有できる素晴らしい場になるでしょうし、同じような志を持つ人たちと出会えるはずです。ただ、今は時間が取れず具体的な予定はありませんが、いつか実現させたいです。
※1「Maker Faire」:2006年にMake誌によって設立された、世界的なDIY愛好家のコンベンション

将来的に私たちとコラボレーションするとしたら、どんなプロジェクトが現実的だと思いますか?

空中ディスプレイを使った未来的な装置をいくつか構想中ですが、私のプロジェクトはインスピレーションとひらめきが出発点になるので、正直何が次に来るかはわかりません。ただ、新しい技術に触れ、そこから得られる発見がとても楽しみです。機会があればぜひご一緒しましょう。

今回のプロジェクトがあなた自身の創作活動に与えた影響や、今後に活かせそうな変化があれば教えてください。

ASKA3Dの製品は、今後「光学部品」の一種として、私のツールセットに組み込みたいと思っています。レンズや偏光フィルターのような感覚で、さまざまなプロジェクトの可能性を広げてくれるはずです。

まとめ



SFオタクを自称するクリエイター、マルクス氏。手に入れたASKA3Dを徹底的に研究し、大好きなSTAR WARSの世界観をDIYで再現されました。趣味の枠を超えた専門性とクリエイティビティは、世界中の同好の士からの反響を呼びました。マルクス氏の今後のプロジェクトが、空中ディスプレイの新しい世界の扉を開く鍵になるのかもしれません。

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