お客様インタビュー
体験を通して歴史や文化に触れる
-沖縄県首里城公園のASKA3D導入事例-
- ASKA3Dのメイン用途
- 首里城公園 首里杜館ガイダンスホールに展示
- インタビューさせていただいた方
- 首里城公園管理センター 首里城事業課 広報企画展示係 白仁さま(写真左)
首里城公園 解説員 松田さま(写真右)
沖縄美ら島財団について教えてください
沖縄美ら島財団は、亜熱帯性動植物、海洋文化、首里城等に関する調査研究、知識の普及啓発、技術開発、サービスの提供等および公園緑地、レクリエーション施設、教育施設等の管理運営、並びに首里城基金、世界自然遺産沖縄基金の造成、管理および運用等の事業を行い、市民の心身の健全な発達および環境の保全に寄与すること、並びに地域社会へ貢献することを目的としています。
ASKA3Dの空中ディスプレイ映像を初めて体験された際の感想をお聞かせください
空中に浮いているディスプレイを見るのも触るのも初めてで、映画の中の世界にいるように感じました。わくわくして色々試してみたのを覚えています。
空中ディスプレイは沖縄県が首里杜館(すいむいかん)ガイダンスホールの有効活用を目的に「体験を通して歴史や文化に触れる」コンセプトの一環として導入したので、実物を見て、見るだけでなく体験で来場者の興味関心を引くのにちょうど良いと思いました。
最初は空中に浮かぶ映像のどこに触れれば良いのかなど操作に慣れが必要でしたが、非接触の需要にも合っていたので空中ディスプレイを使った来場者へのご案内業務に不安は感じませんでした。
現在ASKA3Dをどのように活用していますか
ASKA3Dの空中ディスプレイを設置している首里杜館は、首里城公園の出入り口、駐車場からも近い場所にあります。1日3回の首里城ガイドツアー受付もありますので、多くの方にご来館いただく施設です。
空中ディスプレイは地下一階ガイダンスホールに設置しており、首里まちなみ模型と壁面にある大型モニターに連動しています。空中ディスプレイを操作することで該当するコンテンツが大型モニターに表示されたり、模型の一部が点滅する仕組みです。首里城の歴史や在りし日の首里城の姿、周辺の史跡などを映像とナレーションで紹介し、ここでしかできない体験を通して首里城について学んでいただいています。
また強い雨でガイドツアーを回るのが困難な際の施設説明に利用したり、コンテンツは言語選択ができるので海外からのお客様への説明にも活用しています。
首里杜館ガイダンスホールのASKA3D筐体
お客様(来場者)のASKA3Dへの反応はいかがですか?
「すごい!なにこれ!」と楽しんでいただいています。時間のある方は色々な操作を試していて、表示されている首里城コンテンツの中身よりも、空中ディスプレイ体験の方に夢中になっている方もいらっしゃいます(笑)首里城という歴史的な施設の中にある近未来的な展示が記憶に残る経験や喜びに繋がってくれれば、展示としては大成功だと思います。写真を撮られる方もたくさんいらっしゃいます。
反応が面白いのは、修学旅行で来場された学生さんです。一人が展示に気がつくと「私もやってみたい!」とどんどん集まってこられるので、一気に空中ディスプレイの周りに人だかりができます。
そういった際には、まさに「体験を通して歴史や文化に触れる」というコンセプトが実現できていると感じますね。
ASKA3D筐体の運用における課題について教えてください。
実は空中ディスプレイを利用した操作端末よりも手前にプロジェクションマッピングを活用した体験コーナーがあり、そちらのほうにお子様の目が行くため、中々気がついてもらえないという課題があります。
現在は空中ディスプレイに気がついた歴史や文化に興味のある方向けの設置となっていますが、もっと筐体を目立たせる、お子様にも触っていただきやすい配置にしてそこから保護者様にも見ていただく、表示されるコンテンツや文字の大きさなどをお子様向けにするなど、運用してからの気づきや改善アイディアもたくさん出てきています。
工夫次第でもっと楽しんでもらえる余地がある事自体が、ASKA3Dを使った空中ディスプレイの”新しい体験・展示方法”としての価値かもしれません。
首里城に伝わる伝統や文化に触れる体験と、ASKA3Dの空中ディスプレイが実現する近未来的な体験。
2つの体験の融合は首里城公園に訪れた皆さまの記憶に残り、この場所でしか得られない体験価値を提供しています。
沖縄に来られた際はぜひ、首里城公園首里杜館でASKA3Dの空中ディスプレイを体験してください!
- 社名:
- 一般財団法人 沖縄美ら島財団
- URL:
- https://oki-park.jp/shurijo/
導入製品
⚪︎ガラス製ASKA3Dプレート